会長挨拶 (新春号)

あけましておめでとうございます。平素より松山市仏教会へのご協力、ご尽力誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。

昨今、世界中至るところで目を覆うような事件が多発、また自然災害によって多くの人々の尊い命が失われ、その災害を利用し悪を働くものが現れ人間本来の姿を失いつつあります。人は誰しも幸せになりたい、平和に暮らしたいと願うものです。今私たちがまずしなければならないこと。それは心の中に慈悲と慈愛を芽生えさせることではないでしょうか。これは大変難しいことだと思います。しかし、心の平和を創り出す機械はありません。それは全てにおいて、私たちの内面的な精神の変化によって創り出されるものです。自分自身の内面に慈悲と慈愛の心を育み、他の人にわけてあげる事が出来たそのときに平和が訪れると思います。互いが互いを思いやり尊重し合うこと、これは普段の生活の中で大切なことです。
松山市仏教会は和合の会でございます。宗派を超え、心を一つにして一歩ずつ前進していける会にしたいと思っております。

1657年明暦の大火と呼ばれる大火事にて坊舎を焼失した江戸浅草御堂でしたが、幕府から与えられた賛地は海の上でした。熱心な信者達がこつこつと19年もの長い年月を掛けて土を運び、海上を埋め立て、現在の場所に寺を再建しました。土地を築いた漁師達の努力は、「築地」と名を残し今の「築地本願寺」となります。皆様にもそれぞれ菩提寺があると思います。その菩提寺が発展するよう皆様のお力を注いでください。小さな力がやがて大きな力となり、皆様の慈愛で菩提寺は素晴らしいお寺になるはずです。我々僧侶も皆様の心に寄り添えるよう努めてまいります。
合掌
松山市仏教会会長 谷川龍玄

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